プロペシアに耐性がある?口コミと医学的根拠を丁寧に検証しました。

フィナステリド構造式

どもども、M字先輩です。

プロペシア等(フィナステリド系の治療薬)の長期使用に伴い、「効果がなくなる・弱くなる」という噂って耳にしますよね。

プロペシア等のフィナステリド系のAGA治療薬は生命線です。

まだまだ、20代30代の若ハゲに悩む人にとっては、向こう10年は使い続ける必要のあるお薬です。「耐性がついては困りますよね。」

 

ということで、今回は、『「プロペシアに耐性がある?」口コミと医学的根拠を丁寧に検証しました。』ということを記事にしていきます。

 

今回は、このプロペシア(フィナステリド)の耐性の有無に焦点を当てて、掘り下げてお伝えしたいと思います。

その前にまず、プロペシアとは?フィナステリドとは?という方のために、おさらいの記事を書きました。

すでにご存知の方は、目次から直接耐性の項目まで飛んでくださいね。

フィナロイドには飲み方にコツがある?僕は匂いが臭くてプロペシアに戻ります。

プロペシアの有効成分フィナステリドとは?

まず、誤解されている方も多いのですが、フィナステリドとは「お薬の有効成分」です。

前立腺肥大の治療薬としてアメリカのメルク社が開発した有効成分が「フィナステリド」です。

そして、世界で初めて、フィナステリドを配合したAGA治療薬「プロペシア」が販売されました。

 

ジェネリック医薬品の中で、大手製薬メーカーのファイザー製薬から「フィナステリド錠 o.2 ㎎ 1㎎」という商品名の薬が販売されていますよね。

フィナステリドが商品名なのか?有効成分の名前なのか?混同されていらっしゃる方も多いと存じます。

正しく理解をしておきましょう。

・プロペシア=商品名

・フィナステリド=有効成分

・有効成分に関する理化学的知見

一般名:フィナステリド (Finasteride)

化学名:(-)-Ntert-Butyl-3-oxo-4-aza-5α-androst-1-ene-17β-carboxamide

分子式:C23H36N2O2

分子量:372.55

性状:白色の結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、水にはほとんど溶けない。

引用:独立行政法人医薬品医療機器総合機構

 

プロペシアの特許が切れ、現在では多くのジェネリック医薬品が販売されております。

こちらの記事でも、ジェネリック品に関して詳しく記載してあります。↓

フィナロイドとは?プロペシアのジェネリック品。どんな違いがある?

フィナステリドの効果の検証

フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)治療の「医療用薬品」として厚生労働省に認められている有効成分です。(抜け毛抑止の観点において。)

日本においては「新医療用医薬品の調査期間」も終わり、厚生労働省による再審査もクリアして、2005年10月より日本国内で販売が開始されました。

そして2017年現在ではジェネリック医薬品を8社が販売中です。

 

厚生労働省にて「医療用医薬品として認められた」ということは、しっかりとしたデザインの信頼性基準をクリアした臨床試験で、「薄毛対策に効果があり、安全性も容認できる」と認められた薬というわけです。

フィナステリドの臨床試験方法

 

販売前の臨床試験でも効果は確認されています。

フィナステリドを含まない「偽薬」を投与した人たちと、フィナステリドを含む実薬を投与した人たちを比較する国内試験(二重盲検比較試験といいます)において、効果測定は実施されました。

 

これは、プラセボ効果を利用したものになります。

【プラセボ効果】

プラセボ「placebo」とは、広義には「薬」以外にも、本物の治療のように見せて実質上の治療の機序が含まれないあらゆる治療手段を指す。

偽薬は、偽薬効果(プラセボ効果)を期待して処方されることもあるが、本物の薬の治療効果を実験的に明らかにするため、比較対照試験(対照実験)で利用されることが多い。

偽薬を処方する事に対する倫理的な批判もあるため、現在の治験における比較対照試験では、通常、類似薬効薬が用いられる。

引用元:Wikipedia

 

例えば、ストレスなどで不眠症を訴え病院に行くとします。

問診の結果、お医者様はまずは睡眠薬と称して「ビタミン剤」を処方することがあります。

 

「騙されている!?」って思わないでくださいね。

結果的に、このビタミン剤によって不眠が解消される人たちも多いのです。

医師から処方された薬を飲んでいるという安心感から、その薬が睡眠薬かどうかなんて疑うことなく、「これで眠れる。」と思い込んでしまうのです。

 

つまり、暗示の力を利用するわけです。

 

つまり、これと同じことが、フィナステリドの臨床試験でも行われたということです。

 

「薄毛が治る薬ですよ」と言われ、「本物の薬を渡された人」と、「偽薬を渡された人」の2グループの効果を調べるわけですね。

臨床試験は48週間続きます。そしての効果測定の結果は・・・

偽薬における改善率が5.9%

実薬における改善率が54.2~58.3%

引用:独立行政法人医薬品医療機器総合機構

圧倒的な結果ですね・・。

この結果から、プロペシア(フィナステリド)には「抜け毛の抑止につながる可能性が高い」、「AGA改善に効果がある」と判定され、AGA(男性型脱毛症)治療に有効な効果を発揮すると認められ、発売に到ったということです。

医薬品の耐性とは?

耐性(たいせい、drug tolerance、あるいは寛容とも)とは

疾病の治療に用いられる医薬品などを反復して投与するうちに、投与されたヒトや動物が抵抗性を獲得して効力が低下していく現象のこと。

薬物耐性とも呼ばれるが、向精神薬に対する耐性のことを特に薬物耐性と呼ぶことも多い。耐性は、薬物依存症の診断基準の1つである。

医薬品の一部では、治療などの目的で投与を繰り返しているうちに、その薬効が減弱し、最終的にはほとんど効かなくなる場合がある。医学(特に薬理学)では、この現象を耐性と呼ぶ。

引用元:Wikipedia「耐性とは?」

一般薬大衆薬を常用すると、耐性があるという話はよく聞きますよね。

ストレスを感じて、頭痛薬を常用するようになると、効き目が弱くなり、「効きが悪いから、もっと強い効果が期待できる薬が欲しい」という声も良く耳にします。

これと同じように、プロペシアにも耐性があるのでしょうか?

フィナステリドに耐性はあるのか?

ヤフー知恵袋等、インターネット上で、フィナステリドの耐性に関して検索してみると、「はじめは抜け毛が抑制されたけど、だんだん効かなくなった」というような声がちらほら出ています。

今回のテーマでもある、プロペシアの耐性に関してですね。

いったいどれくらいの期間で効かなくなったのでしょうか。また、どの程度効果が減弱してしまったんでしょうか。

プロペシアの耐性に関する口コミを検証してみます。

「耐性がある」と感じている人の声もありますし、「耐性があっては困る」という状況ですね。

この方たちが、プロペシアのみで治療を続けているのか、ミノキシジルも使っているのかによっても状況が変わります。

また、生活習慣(食生活・睡眠時間・定期的な運動をしているか・喫煙習慣はあるか)にも大きく作用されている部分も大きいです。

 

このように個人差も大きく関係してくるため、口コミだけでは一概に、「プロペシアには耐性がある」と結論づけることが難しいといえます。

 

では、次にフィナステリドの耐性に関して、医学的なエビデンス(証拠)を確認してみましょう。

プロペシアの耐性について、医学的エビデンスを検証します。

プロペシア販売メーカーの見解を検証

プロペシアの販売メーカーが実施した、長期使用に伴う耐性の有無については、前出の臨床試験(48週間の効果測定「二重盲検比較試験」)の続きで、更に2年間観察した試験があります。つまり、合計3年間を観察し続けた結果ということですね。

下の図を御覧ください。

画像引用元:MSD株式会社ホームページ

 

プロペシアの販売会社であるMSD株式会社のホームページと医薬品の添付文書(医薬品の取り扱い説明書)では、その経過や成績は明確に示されておりません。

「有効性が維持することが認められた(プロペシア®錠添付文書第14版)」との記載が確認できるのみです。

つまり、プロペシアに耐性があるのかどうかという点には、触れていないです。

 

さらに3年の長期投与試験について、プロペシアの販売会社社であるMSD株式会社のホームページに結果が載っています。この結果から、長期使用に伴う耐性は少ないということがわかるかと思います。

 

ただ、5年間、10年間の追跡調査の結果ではないので、5年後にどうなるかということは、メーカーからの公式な見解は無い為不明といえるでしょう。

 

海外の臨床試験データーからプロペシアの耐性を検証

下の図を御覧ください。

これもMSD株式会社のホームページで確認することが出来ます。MSD株式会社ではない、他の期間が5年に渡って調査した結果です。

 

画像引用元:MSD株式会社ホームページ

平均毛髪量のグラフをみると・・。

一度は増加した毛髪量が2年目から4年目にかけて低下しているように見えます。

この海外臨床試験データーは「平均毛髪量」を示したものなので、中にはさらに増えた人、持続した人、減ってしまった人がいるかもしれませんが、その変化についての数学的・統計的な検討結果の記述が無いです。

つまり、「フィナステリドには耐性があるOR無い」ということを立証する医学的なエビデンスとは言い難い、参考程度の資料と言えるでしょう。

 

また、プロペシアの許認可において「新医療用医薬品の調査期間」で報告されたフィナステリドの副作用に「脱毛」がないかを確認してみました。

頻度不明の副作用について表示されていないことから、発売後約1,000人で実施した使用成績調査の結果、フィナステリドと関連がないとは言えない「脱毛」は1件も報告されなかったということが推測されます。

結論としては、

「フィナステリドの効果によって、投与前より毛髪が減ってしまった」というようなことは、1,000人規模でも調査では確認できなかったと解釈して差し支え無いでしょう。

まとめ

今回は、AGA治療薬である、プロペシア(フィナステリド系医薬品)の長期使用により、薬の効果に対して耐性があるかどうか?というテーマを検証しました。

「プロペシアの耐性があるか?」という質問の答えとしては・・・

・プロペシアの販売会社、MSD株式会社としては「耐性の報告が書かれている文献や研究結果はない。」と主張。

・確かに明確な医学的エビデンスと言えるものは無かった。

・海外の5年間における臨床試験データーより、薬の服用から2~3年で平均毛髪量は減少しているように見える。

・プロペシア販売後の約1,000人を対象とした追跡の調査において、フィナステリドと関連がないとは言えない「脱毛」が報告されていない

 

このことから・・・

「プロペシア(フィナステリド)には耐性があるとは言えない」ということがわかりますね。

 

これだけ、調べて見ましたが、M字先輩としては、AGA治療を続けて行くにあたり、効果がきちんと検証されて、厚生労働省の認可を得ている「プロペシア等のフィナステリド系治療薬」を継続服用していきたいと思います。

 

ちなみに、M字先輩はもう7年ぐらい使用してますが、プロペシアに耐性があると感じたことは無いです。僕の場合が7年間現状維持です。

あなたも、早期対策、そして継続することが大切です。

 

以上で、『「プロペシアに耐性がある?」口コミと医学的根拠を丁寧に検証しました。』の記事を終わります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではでは、このへんで。

 

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