カプサイシンに育毛効果はありません。薄毛も治りません。でも血行改善はありえます。

どもども。

M字先輩です。

「カプサイシンは髪にいいはホント?」

辛いものが髪にいい…という話、聞きませんか?

辛い物の中でも、特に唐辛子の中に含まれる「カプサイシン」という物質に発毛・育毛効果があるなんてうわさもありますね。

実際に本やインターネットで調べてみると、それを証明するかのような科学的な論文の存在に行きつくことができます。

ですが、何年も前から、カプサイシンの薄毛に対しての育毛効果は都市伝説級のお話です。

 

でも、でも、楽天やアマゾンでも、こんなにカプサイシンの効果を謳ったサプリメントが販売されているし・・、信じたい。

「僕たち、AGA・若ハゲはすがりたいんですよ。信じていいですよね?」

・・・ダメです!!

 

もう結論です。

・カプサイシンに育毛効果はありません。薄毛も治りません。

・医学的根拠ゼロです。

なるほど、しかし、あなたはこういった疑問がわきませんか?

M字先輩もここが引っかかったんです。

【疑問1】

カプサイシンに育毛効果や発毛効果が無いということは分かりきっているのにもかかわらず、発毛や薄毛防止に効くという議論が巻き起こるのでしょうか?

【疑問2】

コンプライアンス重視の大手メーカーが、カプサイシンを売りにしたサプリメントを堂々と販売しているのでしょうか?

ね、気になりますよね?なんで、こんな議論が巻き起こり、薄毛・AGA患者を迷わせるのか・・・。

その当たりを調べてまとめてありますので、興味の有る方は御覧くださいませ。

唐辛子・カプサイシンのルーツは

トウガラシが日本に伝来したのは比較的古く、1500年代の半ばとされています。

漢字で書くと「唐辛子」なので中国が発祥と思いがちですが、原産は中南米です。

トウガラシの特徴は、もちろん強い辛さです。辛みをもたらす主体は、カプサイシンいうアルカロイド(窒素を含む塩基性化合物)の一つ。

その刺すような辛さは独特で、このため日本では初めは食べ物としてではなく、しもやけ防止や毒薬といった薬用、あるいは観賞用として栽培されていました。

純粋なカプサイシンの摂取は致死に至る・・。怖いですね。

食材として多用されるようになったのは、エスニック料理や激辛料理がはやり始めた1980年代以降で、今ではなくてはならない香辛料の1つでしょう。

カプサイシンが血行促進・血流改善に効果があるのは本当?

そこで、ここから本題です。

カプサイシンが育毛や発毛に効果があるとする主張の根拠は、その発汗作用に起因しているといえるでしょう。

カプサイシンが消化器官から吸収され血液中に入ると、感覚神経と中枢神経系を刺激され、副腎からアドレナリンが分泌されます。

これがエネルギー代謝や血管拡張、発汗を促すのです。テレビで花盛りの食レポ番組で、滝のような汗を流しながら激辛料理を食べているタレントがいますが、まさにあの状態ですね。当然、頭皮からの発汗も促進します。

つまり・・

・頭皮の毛穴からは皮脂が常に分泌されています。皮脂というのは悪いものではなく、毛穴への雑菌侵入を防ぐ役目もあります。一方、毛穴に皮脂汚れが詰まって炎症を起こすこともあります。脂漏性脱毛性などがこれにあたるでしょうか。

・大量に汗をかくことで、この毛穴汚れを内側から洗い流す効果が期待できるのです。

・また、一時的ではありますが血流もよくなりますので、毛母細胞に髪の毛の材料であるタンパク質がよく届くようにもなると言われています。

これが、カプサイシン(辛いものが)発毛・育毛環境を整えると主張される人の理屈です。

じゃあ、カプサイシン(辛いもの)は頭皮に悪いとの説も「嘘」ですか?

一方でカプサイシンは頭皮によくないという説もあります。

これは

・発汗により皮脂の分泌も多くなるので、そのせいで肌トラブルになる

という、前述したものとは真逆の理論です。

何とも脆弱な理屈ですよね。そもそも毎日、就寝前に「正しい方法で洗髪」をしていれば多少皮脂分泌が増えても問題になることはありません。

 

では、辛い者を非常に好む民族には薄毛が多いのでしょうか?またその逆はどうでしょうか?

世界中の男性の薄毛率を調べた研究では、激辛料理を食べる習慣のないヨーロッパの国が軒並み上位になったという調査結果があります。

第1位:チェコ

第2位:スペイン 第3位:ドイツ 第4位:フランス 第5位:イギリス

第6位:アメリカ 第14位:日本 第18位:台湾 第20位:韓国 第21位中国

※参考元 アデランスによる世界の薄毛調査 2009年度

一方で、辛いものを食べる習慣の強い韓国、台湾、中国において薄毛率が低いと言う結果のようです。

このアデランスによる薄毛調査が全ての指標になりうるわけではありませんが、辛いもの=薄毛の要因になりうるとは言い難いです。

当サイトの結論としては・・

辛いものを好む傾向のある人は、薄毛になりやすいというのは嘘で良いと考えています。

カプサイシンと育毛効果について書かれた疑惑の論文の存在が「辛いものの育毛効果」の議論の根源

カプサイシンに発毛効果があるという説には、もう一つ、より科学的なものが存在します。

・・・いや、存在しました。

論文の理屈はこうです・・・

①カプサイシンが人の知覚神経を刺激すると、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)というものが放出され、毛乳頭内の細胞に作用します。

毛乳頭とは毛根のさらに根っこに当たる部分で、毛細血管と毛根の橋渡し役をする大切な器官です。つまり、髪の毛の材料を受け渡しする役目ですね。

②ここにCGRPが働いた結果、毛根のインスリン様成長因子(IGF-1)が増加

③毛母細胞が活性化し、髪の毛の成長期を伸ばしたり、頭皮の炎症を抑制する。

 

さらに、カプサイシンとイソフラボンを同時摂取すると効果が高まるというおまけもついています。

この育毛研究論文は2006年にメディアでも取り上げられ、一時話題となりました。

ただ、この学説を打ち立てた某大学の大学院教授らは、別の研究で多くの論文をねつ造したとして定職になったり職を追われたりしています。

「カプサイシン発毛説」が全くの作り話かどうかは不明ですが、「不正の疑惑が有る」ことはいなめないですよね。

カプサイシンは適度に摂るのがグッド

M字先輩的には、カプサイシンが直接的に発毛・育毛にきくかどうかはさておき、カプサイシンに認められている効果として、「脂肪の燃焼」があります。

これは、前述したアドレナリン分泌促進作用に関係するもので、カプサイシンを含むトウガラシ(あるいは激辛料理)が肥満対策にいいといわれるゆえんです。

薄毛になる原因の一つに血流の悪化があり、それを引き起こす要因の大きなものは恒常的な高血糖です。

肥満予防イコール高血糖値予防ということではありませんが、太りすぎない食生活を心掛けるに越したことはありません。

適度にカプサイシンを摂るのは有効です。

ただ、何事も過ぎるのは健康に良くないです。カプサイシンを少量摂ると胃酸の分泌が抑制され胃粘膜を保護するのに役立ちますが、逆に大量摂取すると胃や消化器官が荒れます。

 

カプサイシンが発毛・育毛に有効だという議論は、今のところ「都市伝説」の域を出ません。また、今後、科学的根拠が確立されたとしても、消化器官への影響はありますので、ほどほどに食べることをオススメします。

ではではこの辺で。

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